Kubernetes FailedCreatePodSandbox:原因と解決策

冒頭まとめ FailedCreatePodSandbox は、kubelet が Pod の sandbox(ネットワーク名前空間や pause コンテナといった、コンテナ起動前の土台)を作成できなかったときに記録される警告イベントです。Pod は ContainerCreating のまま止まり、kubelet はリトライを繰り返します。 原因はほぼ次の3方向に分かれます。 CNI プラグインまたは CNI 設定の不整合で、Pod のネットワーク設定(IP 割り当てを含む)に失敗している container runtime が sandbox image(pause image)を取得・起動できず、sandbox コンテナを作れない ノード側の状態(ディスク、iptables/sysctl、カーネルモジュール、runtime プロセス)が壊れている 調査の出発点は「イベント本文の desc = 以降に書かれた、container runtime から返った実メッセージ」です。ここに cni / network / image / no space left on device のどの語が出ているかで、上の1〜3のどれを追うべきかがほぼ決まります。次に「1ノードだけの問題か、クラスタ全体か」を確認すると、ノード修復かクラスタ設定修正かの判断が付きます。 エラーの概要 これは HTTP ステータスではなく kubelet のイベント理由です FailedCreatePodSandbox はエラーコードではなく、kubelet が Pod に対して発行する Event の reason です。kubectl describe pod の Events 欄や kubectl get events に現れます。 実際にクラスタ上で出力される文字列は FailedCreatePodSandBox(Box の B が大文字) です。ログやイベントを検索するときは大文字小文字を区別しない検索(grep -i)を使うと取りこぼしが減ります。 ...

2026年8月5日 · ErrorLog